「骨粗鬆症」と聞くと、
高齢者の病気、あるいは自分にはまだ関係ないもの、
そう感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし実際には、
骨粗鬆症は50代以降であれば誰にとっても身近な病気です。
しかも、気づかないうちに進行するという特徴があります。
今回は、
骨粗鬆症とはどんな病気なのか、
そして運動がどのように関わるのかについて、
分かりやすく整理していきます。
骨粗鬆症とは、
骨の量や質が低下し、骨がもろくなった状態を指します。
ここで重要なのが「骨密度」という考え方です。
骨密度とは、
骨の中身がどれくらい詰まっているかを示す指標です。
骨密度は一生増え続けるものではありません。
10代で増え、20代前半でピークを迎え、
30代以降は少しずつ低下していきます。
特に女性では、
閉経後に骨密度の低下が急激に進むことが知られています。
問題なのは、
骨密度が下がっても、ほとんど自覚症状がないという点です。
そのため、多くの方が
「骨折をきっかけに初めて骨粗鬆症に気づく」
という経過をたどります。
骨粗鬆症そのものが問題なのではありません。
本当に怖いのは、
👉 骨折につながることです。
特に多いのが、
背骨の圧迫骨折
股関節の骨折(大腿骨近位部骨折)
これらの骨折は、
痛みだけでなく、
日常生活や将来の生活の質を大きく変えてしまいます。
研究では、
一度骨折を経験すると、将来の骨折リスクが約2倍になる
ことが分かっています。
さらに、
骨折後は死亡率も有意に上昇することが報告されています。
これは、
動く量が減る
筋力やバランスが低下する
転倒しやすくなる
といった悪循環に入ってしまうためです。
つまり骨折は、
単発の事故ではなく、その後の人生に影響する出来事なのです。
だからこそ重要なのが、
👉 1回目の骨折を防ぐこと
です。
では、運動を行うことで何が変わるのでしょうか。
最新の研究やガイドラインでは、
運動によって
骨密度の低下を抑える
骨折リスクを下げる
転倒を予防する
といった効果が示されています。
ただし大切なのは、
運動によって骨密度を劇的に上げることではありません。
現実的な役割は、
骨が弱くなるスピードを遅らせる
筋力やバランスを保ち、転倒を防ぐ
この2点です。
特に、
体重がかかる動き、
筋力トレーニング、
バランスを意識した運動を
安全な強度で継続することが重要になります。
骨粗鬆症があると、
何もせず安静にする
逆に無理な運動を頑張る
この両極端に振れてしまいがちです。
しかし、
動かなければ骨はさらに弱くなり
無理をすれば骨折リスクが高まる
という現実があります。
大切なのは、
👉 今の状態に合った、安全な運動を続けること
です。
骨粗鬆症は身近な病気
骨密度は若い頃をピークに低下していく
問題は骨折につながること
一度骨折すると、再骨折や死亡率が上がる
だからこそ「1回目の骨折」を防ぐことが重要
運動は、骨と身体を守る有効な手段
骨粗鬆症は、
正しく理解し、正しく対策すれば、防げるリスクも多い病気です。
「まだ大丈夫」と思っている今こそ、
将来の不安を減らすために、
骨と身体について考えるきっかけにしていただければと思います。
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