「運動は体にいい」
これは間違いありません。
しかし一方で、運動中や運動直後に心停止が起きているという事実があるのも事実です。
特に中高年では、このリスクを正しく理解していないまま運動を始めてしまうケースが少なくありません。
この記事では、
中高年の運動中に起こる心停止のメカニズムと、事故を防ぐための考え方について解説します。
統計データを見ると、
運動中・運動直後の心停止は10万人あたり年間およそ1〜5人程度とされています。
数字だけを見ると少なく感じるかもしれません。
しかし、日本全体の中高年人口を考えると、
ほぼ毎日どこかで、誰かが「運動をきっかけに」心臓トラブル(心停止)を起こしている
計算になります。
重要なのは、
その多くが アスリートではなく、一般の中高年 だという点です。
ここで誤解してほしくないことがあります。
中高年の運動中の心停止の多くは、
運動そのものが原因ではありません。
心臓や血管に
自覚のないトラブルを抱えたまま
体の仕組みを無視した運動をしてしまう
この組み合わせが、事故を引き起こします。
つまり一番の問題は、
**「知らずにやっていること」**なのです。
運動中、脚の筋肉は
血液を心臓に押し戻すポンプとして働いています。
ところが、運動を急に止めると、
脚のポンプ作用が止まる
心臓に戻る血液が急激に減る
血圧が低下する
という状態が起こります。
結果として、
失神・心不全・致死性不整脈による心停止につながることがあります。
👉 クールダウンは「体力回復」のためではなく、
命を守るために必要な時間です。
運動中に強く息を吐き続けると、
胸の中の圧力が高くなります。
本来、息を吸うことで
血液は心臓に戻りやすくなりますが、
激しい呼吸が続くと
この仕組みが崩れ、
血液が心臓に戻りにくくなるのです。
その結果、心臓の働きが低下し、
心停止の引き金になることがあります。
早朝は、
心拍数を抑える神経(迷走神経)が強く働く時間帯です。
この状態でいきなり強い運動をすると、
不整脈
血圧の急変
が起こりやすくなります。
特に中高年では、
朝イチの全力運動は心停止のリスクが高いことを知っておく必要があります。
次の条件が重なると、
運動中の心停止リスクは一気に高まります。
高温多湿の環境
睡眠不足や過労
久しぶりの運動
体調不良
罰ゲームなどの強制的な運動
「今日はやめておこう」
この判断ができる人ほど、
結果的に 長く、安全に運動を続けられます。
今日から意識してほしいのは、次の点です。
運動前に体調をチェックする
いきなり強度を上げない
終わりは必ずクールダウンを行う
息を止めない・無理に吐ききらない
不安があればメディカルチェックを受ける
運動は
**「頑張るもの」ではなく「安全に続けるもの」**です。
運動中の心停止は、
決して珍しい話ではありません。
しかし、
体の仕組みを理解し、
リスクを管理した運動を行えば、
心臓病
脳卒中
生活習慣病
これらを確実に減らすことができるのも事実です。
正しい知識は、
中高年にとって 最大の安全装備です。
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