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2025.12.20

骨粗鬆症と運動の関係 〜1回目の骨折を防ぐために、今知っておいてほしいこと〜

「骨粗鬆症」と聞くと、
高齢者の病気、あるいは自分にはまだ関係ないもの、
そう感じている方も多いのではないでしょうか。

しかし実際には、
骨粗鬆症は50代以降であれば誰にとっても身近な病気です。
しかも、気づかないうちに進行するという特徴があります。

今回は、
骨粗鬆症とはどんな病気なのか、
そして運動がどのように関わるのかについて、
分かりやすく整理していきます。


骨粗鬆症とはどんな病気か

骨粗鬆症とは、
骨の量や質が低下し、骨がもろくなった状態を指します。

ここで重要なのが「骨密度」という考え方です。

骨密度とは、
骨の中身がどれくらい詰まっているかを示す指標です。

骨密度は一生増え続けるものではありません。
10代で増え、20代前半でピークを迎え、
30代以降は少しずつ低下していきます。

特に女性では、
閉経後に骨密度の低下が急激に進むことが知られています。

問題なのは、
骨密度が下がっても、ほとんど自覚症状がないという点です。
そのため、多くの方が
「骨折をきっかけに初めて骨粗鬆症に気づく」
という経過をたどります。


なぜ骨粗鬆症が「怖い」のか

骨粗鬆症そのものが問題なのではありません。
本当に怖いのは、
👉 骨折につながることです。

特に多いのが、

  • 背骨の圧迫骨折

  • 股関節の骨折(大腿骨近位部骨折)

これらの骨折は、
痛みだけでなく、
日常生活や将来の生活の質を大きく変えてしまいます。


1回骨折すると何が起きるのか

研究では、
一度骨折を経験すると、将来の骨折リスクが約2倍になる
ことが分かっています。

さらに、
骨折後は死亡率も有意に上昇することが報告されています。

これは、

  • 動く量が減る

  • 筋力やバランスが低下する

  • 転倒しやすくなる

といった悪循環に入ってしまうためです。

つまり骨折は、
単発の事故ではなく、その後の人生に影響する出来事なのです。

だからこそ重要なのが、
👉 1回目の骨折を防ぐこと
です。


運動をすると、何が変わるのか

では、運動を行うことで何が変わるのでしょうか。

最新の研究やガイドラインでは、
運動によって

  • 骨密度の低下を抑える

  • 骨折リスクを下げる

  • 転倒を予防する

といった効果が示されています。

ただし大切なのは、
運動によって骨密度を劇的に上げることではありません。

現実的な役割は、

  • 骨が弱くなるスピードを遅らせる

  • 筋力やバランスを保ち、転倒を防ぐ

この2点です。

特に、
体重がかかる動き、
筋力トレーニング、
バランスを意識した運動を
安全な強度で継続することが重要になります。


骨粗鬆症と運動で大切な考え方

骨粗鬆症があると、

  • 何もせず安静にする

  • 逆に無理な運動を頑張る

この両極端に振れてしまいがちです。

しかし、

  • 動かなければ骨はさらに弱くなり

  • 無理をすれば骨折リスクが高まる

という現実があります。

大切なのは、
👉 今の状態に合った、安全な運動を続けること
です。


まとめ

  • 骨粗鬆症は身近な病気

  • 骨密度は若い頃をピークに低下していく

  • 問題は骨折につながること

  • 一度骨折すると、再骨折や死亡率が上がる

  • だからこそ「1回目の骨折」を防ぐことが重要

  • 運動は、骨と身体を守る有効な手段

骨粗鬆症は、
正しく理解し、正しく対策すれば、防げるリスクも多い病気です。

「まだ大丈夫」と思っている今こそ、
将来の不安を減らすために、
骨と身体について考えるきっかけにしていただければと思います。

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